niemotti’s mysterious everyday 2

ニエモッティ ズ ミステリアス エブリデ- 2

好きだったおばさん

わたしには好きなおばさんが居ました
親戚のおばさんで、頭が良くて、いつもキリッとしてるイメージ
多分おばさんはわたしがそこまでおばさんを好きだって思っていなかったと思う

自分にないもの、の典型のような家族だった 憧れた
子供の頃、そのおばさんの家に行くのが楽しみで、でもひとつ迷惑をかけた思い出があって
幼稚園に上がる前かな、わたしはおばさんの家にひとりで泊まると言い張った
実際、泊まった…けど…眠るとフライパンが追っかけてくる (って事は小学生かな、劇の夢だったから)
わたしはメソメソ、外は真っ暗
真夜中か、明け方
お父さんが迎えに来て自転車の後ろで泣きながら帰ったの、覚えてる
お父さんは笑ってた気がする それも悔しかった、けど、もしかしたら迎えに来たのが嬉しかったのかもしれないね 
なんせ、待ってたように早く迎えに来たんだから

おばさんのうちは、おじさんの都合でインドネシアかどこかに住んでたんだ
娘さん3人、みんなオシャレでセンスが良い気がした
夜は大きな花柄のワンピースを着てた 日本語じゃないセサミストリートを観てた
今思うと ワクワク要素が盛りだくさん
いつか、ママにおばさんの話をした事がある
「おばさんの家は朝はパンでね、昼はラーメンとかでね、夜はご飯で、ご馳走なんだよ、
すごく美味しいの」って
なんだかそう話した後わたしは小さな声で「ごめんね」って言ったのは覚えてる
ママの表情は忘れたけど

数年前かな、いきなり死んでしまいました
病死で 突然に
最後に話をした、忘れないと思う 旦那を紹介したなんかの集まり
「西京漬けのお魚、焦がさないで焼ける?」「クッキングシート敷くんでしょ?」「ねぇ、おばさん、バナナケーキ、作り方教えて」「良いよ、簡単よ」
こんな話   なぜおもいだしたか、西京漬けを焼くたびに思うんだ
そんだけだけど